花園行ってました。
いい天気で熱戦2試合
日本選手権 2016年|RUGBY:FOR ALL「ノーサイドの精神」を、日本へ、世界へ。
パナソニック – ヤマハ
トップリーグ初戦ではヤマハの完勝だったわけですが、今日はパナソニックの完勝。
序盤から田中、山沢のハーフ団が好判断を連発し、福岡と山田の両ウイングが取り切るという理想の展開に。
スクラムは相変わらずヤマハ優勢でしたが、ほとんどパナソニックが敵陣で試合してました。
後半はヤマハのディフェンスが整備されて、強いフォワードでトライを返すも36-24と届かず。
ファンデンヒーファーの異常に高いハイパンと福岡の急加速ラン、ディフェンスの存在を感じさせないナイヤラボロあたりに会場は大いに盛り上がっておりました。
試合終わった後に花園前の広場で楕円球を持った少年達が「ナイヤラボロ!ナイヤラボロ!」とかけまわっていてよかったです。
パナソニックはバーンズ抜きで大丈夫かなと思ってましたが山沢が大当たり。
前も裏も見えてるしキックも正確、パスも早いんで的を絞らせずランでも見せてました。
田中山沢コンビ良い。
これはサントリーもかなり苦戦しそうです。
帝京 – サントリー
最初の方から帝京が攻めるシーンがあり、ディフェンスでも粘って12分までどっちも無得点。
先制したのはサントリーでしたが、その後すぐに尾崎と吉田が走って同点に。
サントリーはフォワード、特に小澤が走りまくって連続トライ。
それでも試合決まった感はなくて、逆に点差が自陣からでも蹴らずに攻める意思統一っぷりに拍車をかけていた気がします。
松田が正確に裏にキックを落として尾崎、竹山が取り、そこに秒速でフォワードがきてクリーンにボールが出てまたゲインというシーンが多かったです。
帝京スクラムは劣勢でしたが、マイボールのブレイクダウンでは綺麗に出せてました。
それどころか37分にはラックサイド連続攻撃からトライが産まれます。
あの形でサントリーからトライとれたチームがどんだけあるのかってあんま多くないです。
前半終了間際にはまた尾崎がビッグゲインして竹山に渡ってトライ。
えーと今シーズンサントリーが同点で折り返した試合ってあったっけ・・・
後半は喝でも入ったのかサントリーのトライラッシュ。
あとさすがに帝京フォワードに疲れが見えましたね。
去年の日本選手権でも前半からフォワードの交代あったし、やっぱりトップリーガーと全力でぶつかると体の負担が大きいのでしょう。
スクラムの劣勢も更に進んでペナルティトライもとられ、厳しい展開に。
それでも帝京はリスタートキックからまた吉田がトライするなど攻めの手は緩みませんでした。
サントリーから4トライしたのはトップリーグチームでもなかったそうで、一体どんな練習しとるんでしょうか。
帝京大学が4トライ。
今シーズントップリーグでサントリーは3トライ奪われた試合が3試合。
今シーズンサントリーに初めて4トライを奪った帝京大学。SNT 49-29 TKY#SNTvTKY
— サンゴリアス君 (@sungoliath) January 21, 2017
ディフェンスでもサントリー得意のループプレーは全然抜けないし、勝つための準備と結果が見えていました。
フィジカルでは勝る部分もあり、常にサントリーのミスを誘うようなプレッシャーをかけ続け、ボール奪った後の事をちゃんと想定している感じが勝つ気まんまんを表していました。
別に大学生だからとかいうこともなく、普通に強いもん同士の試合って感じでマジ興奮しましたね。
日本選手権の大学枠廃止については大方賛成ですが、このずば抜けたチームや選手が更に強くなる何かは絶対に必要だと思います。
サントリーは帝京OBがみんな先発で、ツイと中村は気合い入りまくってたし、森川はスクラム容赦無くえぐってたし、流はスパイに来た飯野を突き返すファインプレーを見せていてとてもよかったです。