あっという間の決勝戦。
毎年決勝になるとあっという間あっという間言っててみんなあっというまにおじいちゃん。

序盤は東福岡がキックオフキャッチ自陣からバックスで大幅ゲイン。
フォワードでも接点で勝ち、仰星はオーバーを試みるもなかなかボールを奪えない展開でした。
仰星のディフェンスはセットが早く、攻めあぐねた東福岡はギャンブルキックを選択するも仰星がフェアキャッチしてとかやってる間に5分経過。

ブレイクダウンでは東福岡が勝ってるように見えました。超えれそうなところは一気に人数かけてオーバーするし、こぼれたボールへの反応も素晴らしかったです。
仰星はフォワードのインターセプトからキックでエリアをとって中盤の時間帯にチャンスを続けます。
それでもなかなかチャンスを活かせず、速いテンポでボールが乱れてミスが続きました。
東福岡も自陣から思い切ったアタックに対する仰星のディフェンスも素晴らしく、外にきっちり追い込むのが計算されてましたね。

試合が動いたのは20分。
東福岡12森がビッグゲインからハンドオフで数人かわして独走トライ。
自らキックも決めて7-0。前の試合で負傷交代したとは思えないプレーでした。

その後は仰星がエリアもボールもキープする時間が続くのですがなかなかトライまでいけません。
走り込んでボールもらって当たると東福岡の選手の圧力が強くボールを落としてしまうというシーンが目立ちました。

ラストワンプレー、仰星はまたインターセプトからチャンスを作って一気にゴール前へ。
なんどもフォワードで密集際を突き、外に離してトライを狙うも東福岡の重たいディフェンスに阻まれてノートライ。
前半は7-0、東福岡リードで折り返し。

後半は2分で東福岡がトライ。
キャプテン箸本のゲインから連続攻撃、なかなかボールがポンポン出るという感じではなかったのですが、変則的なリズムに仰星はついていけず、トライをとりなれてる東福岡ウイングが綺麗に抑えました。

仰星はトライされた後のアタック、14根塚のゲインでゴールに迫りますがノットリリースを取られて戻されます。
しかし東福岡のラインアウトが乱れ一気にスピードを上げた仰星バックスがボールを繋いでトライ。
端からのコンバージョンも決まって14-7。

続くリスタートキックも自陣から攻める仰星。
前半は接点で負けていましたが、フォワードを相手のバックスに当てるなど工夫して一気にゴール前。
フォワードサイド突いてトライ、ゴールも決まって14-14の同点。

一気に元気になった仰星はまたリスタートキックから敵陣に。
しかし仰星のミスを見逃さない東福岡はボールを奪ってアンストラクチャーから一気にトライまで持って行きました。
ゴールも決まって21-14とまたリードします。

東福岡は次のリスタートキックキャッチ以降、キックもうまく使いながら敵陣に。
後半の時間帯でキックチェイスも素晴らしく、ことごとくマイボールにします。
敵陣にいけば強いランナーだらけなので自由なアタックをして人がいないとこにするする走っていってトライ。
仰星が元気出始めたのを潰してまた28-14とセーフティリード。

14点差ぐらいでは折れない仰星は仰星でまた粘り強く攻めて、ここまでやられてたフォワードサイドで一本返します。
28-21。

そんなこんなでもう時間も少なく、仰星はまた攻めますが痛恨のノッコン。
残り1分で東福岡スクラム、そのままキープして蹴り出してノーサイド。

東福岡は後半若干疲れも見えましたが、ここぞというときには確実にプレッシャーをかけ、フィジカルだけじゃなく減り張りもよかったです。
仰星は大阪大会の決勝見た時はここまで来るとは思ってなかったです。試合の中で成長する素晴らしいチームでした。

というわけで東福岡が優勝し、選抜、セブンズ、花園と三冠を達成。
おめでとうございます。

東福岡28-21東海大仰星