いよいよベスト8が1日でぶつかる宇宙大爆発が起こりそうな日が今年もやってきました。

石見智翠館-御所実業

序盤はお互いにディフェンスでプレッシャーを掛け合う展開。
最初にチャンスを迎えたのは石見智翠館、ゴール前でのラインアウトからモールを押し込むもののオブストラクションでペナルティを与えてしまい、そこから御所はキックでエリアをとってモールでコツコツ前進。
最後はウイングの選手がボールをキープしてサイドアタックでトライ。
計算とテクニックが行き届いた御所らしいトライでした。

その後は石見智翠館がインターセプトでチャンスを作るも、ターンオーバーから一気にゲインされ、フロントローがぐいぐい差しこんで来て最後はバックスのスピードとオフロードパスで連続トライ。
石見智翠館がフォワードのディフェンスで前に出てるなあと思ってたら外は大きく余っててみたいな感じでした。

石見智翠館の反撃は21分、ラインアウトからセンター位置でフォワードを入れて一発で取り切り。
今大会ノートライに抑えてる御所の鬼ディフェンスを突く中島の見事なランニング。

御所は少し慌てる時間があったものの、前半最後にはフォワードの連続攻撃からトライで前半は21-7で折り返し。

後半は10分頃まで得点が動かず、石見智翠館が攻めてる時間が長かったですが、キックで徐々にエリアを戻され、最後は御所12メイン平が個人技トライ。
フォワードでも連続攻撃から取れるしバックスにも個人技強烈なのいるしマジ強いですね。

石見智翠館も何度もチャンスを作るも、御所のゴール前ディフェンスは鬼。
特にラックサイドは絶対抜かせない短距離で刺さるタックル、あれは相手チームには厄介すぎます。

石見智翠館7-43御所実業

東福岡-京都成章

前半25分ぐらいまで両チーム無得点という静かな立ち上がり。
ゆったりした試合に見えて東福岡は減り張りが効いたアタックしてるし成章はナイスタックル連発だし見応えありました。
エリア的には成章がうまく戦ってる印象がありましたね。

ところが東福岡好タッチキックから成章のラインアウトミスで一気に攻める東福岡。
まだ全力を出してない感じで要所要所スピード出して10丸山がトライ。

次のリスタートキックから成章は見事に相手ボールをジャッカルしてそこからモールで前進し、アドバンきいてる中で思い切ったバックス展開でウイングがトライ。
端からのゴールも決めて同点に。

前半は7-7の同点で折り返し。

後半最初のトライは京都成章。
ラインアウトでモールを組まずサイド行って次のアタックでスクラムハーフがラックサイド抜け出して一発でトライ。
後半10分にはラインアウトモールにバックスもごりごり入ってトライと、ラインアウトのアタックを制した京都成章。

その後東福岡はリスタートキックからターンオーバーで強いフォワードをぶつけ外に振ってトライという理想的な形で得点。
乗り出すと強いタイプの東福岡はアンストラクチャーからもう一本追加。
後半20分に21-19と逆転します。

次のキックオフからは強さを活かしたノーホイッスルトライ。
これが出来るのが東福岡の強さです。

後半30分、京都成章は40mのPGを決めて6点差に迫りますが、東福岡がボールをキープして蹴り出してノーサイド。

成章はディフェンス素晴らしく、東福岡がそのディフェンスを上回った素晴らしい試合でした。

京都成章22-28東福岡

東海大仰星-東京

いきなり仰星が得意のフォワードサイドでインゴールにねじ込んでましたが、東京も慌てず敵陣に攻め込みフォワードでトライ。
その直後に仰星がキックオフのボールを奪ってパワーでトライして序盤からゲームが動きます。

仰星は常にディフェンスでも圧力をかけ敵陣に張り付き、トライを積み上げ前半は28-7で折り返し。

後半は東京が先にトライ。
持ち味であるフォワードのごりごりとSHのサイドアタックでじわじわゲインして仕留めました。

その後のリスタートキックから仰星は反則を繰り返し、東京は強いフォワードで前に出ます。
バックスのパワーでインゴールまで運びますがグラウディング失敗。
その後も何度かインゴールに迫るものの仰星のディフェンスもさすが。

後半25分には超仰星らしい、仰星のウイングらしいラインを抜き去るトライ。
14の根塚選手強い。
ラストワンプレーでも仰星はウイング二人でビッグゲインしてトライ。仰星やなあ。

東京はアタックの持ち味はかなり出せていたのですが、今までの試合で見せていたようなディフェンスから仕掛けるというようなことをさせなかった仰星はさすが。

東京12-40東海大仰星

桐蔭学園-常翔学園

桐蔭学園は伝統の自陣からの連続攻撃でいきなりじりじり攻め込んでノーホイッスルトライ。
常翔学園のディフェンスの穴を突きつつミスなく繋ぐ技術はさすが。一体どんな練習してるんでしょう。

桐蔭学園次のトライはラインアウトから。
フォワードで内繋いでバックスのディフェンス巻き込んで外振って穴突いてトライ。
その後はキックパスからトライと大きくリード。

常翔学園のトライは前半ラスト。
安田、松田、サムエルあたりの強いフォワードで人数減らしながら最後はウイングまで回して決めました。

前半は19-5で折り返し。

後半最初のトライも桐蔭。
常翔学園もかなり粘ったのですけど、フォワードの強さとSHのフォワード使いのうまさで綺麗に取りました。

まだまだ逆転の気合いを見せる常翔学園はフォワードバックス一体となったアタックで強固な桐蔭ディフェンスを崩してトライ。
なんか今年の常翔学園っぽいトライで素晴らしかったですね。

取られたら取り返すのが桐蔭で、またラックサイドを内に内に切るアタックでゲインしつつ強いNo8で決めました。

常翔学園も負けておらずいい形でサムエルにボールを渡して個人技でトライ。
なかなかいい形でボールを繋がせてくれない桐蔭でしたが、常翔学園フォワードが頑張りました。

常翔はその後反則が続いて桐蔭はPGで得点を刻みます。
終了間際に常翔はトライを返すも届かず。

相手にボール渡さず自陣から攻めるって普通に考えたら一番効率良さそうだけど簡単じゃないから出来ない。桐蔭学園は毎年出来てる。一体どんな練習してるんでしょうか。

常翔学園24-37桐蔭学園

準決勝組み合わせ

東福岡 – 御所実業
東海大仰星 – 桐蔭学園

さあこれ、マジどうなるかわからんですね。
楽しみ。