去年の決勝と一昨年の決勝というヤバイ2試合。
御所実業-東福岡
先制トライは御所。
東福岡がバックスのランと御所陣まで一気に攻め込みますが、外で狙いすましたかのようにジャッカルしてPKで敵陣に行った御所。
御所は得意のモールで前進し、フォワードサイドアタックから再度モールを組み、11が再度脱いてトライという得意の形で決めました。
東福岡は攻め込まれてもボールさえ奪えば走れるといった堂々とした戦い方。
15あたりを中心に走る走るで御所もプレッシャーを感じていたかもしれません。
そんなこんなであっというまに22mまで入ってきて、強いフォワードを当てまくってブレイクダウンに人寄せてウイングでトライ。
キックは失敗で7-5というスコアで前半13分。
その後のりスタートキックで御所はプレッシャーをかけ、正面でペナルティを得るも狙わず、ラインアウトでトライを狙いにいきそれが見事に決まって再び得点。
ゴールも決まって14-5とセーフティリードへ。
東福岡はその後PGを一本追加して14-8とします。
ここから前半終了までは御所がディフェンスでプレッシャーかけて敵陣に釘付け。
ペナルティをとったらラインアウト選択してモールで押す、モールが崩れてもサイドアタックからモールを組むという徹底した戦い方で25分にトライ。
19-8とまたセーフティリードにします。
前半ラストも御所はモールからチャンスを迎えますが、東福岡のさすがのディフェンスで得点ならず。
19-8のまま前半終了。
後半最初は風上になった東福岡がキックでエリアをとって22mで連続攻撃しますがノッコンという結末。
しかしその次のラインアウトからの攻撃でまたバックスが一気に走り込んでトライ。
派手なアタックの中でも選手1人1人まっすぐはしってるから外にスペースできますね。うまい。
その後10分ぐらいはお互いチャンスを活かせず、というかディフェンスがお互い激しくて得点は動かず。
東福岡は自陣からも蹴らない戦術でしたが、まさかの外に振ったところで御所が一気にターンオーバーしてそのままトライ。
外から見てるとなんで蹴らないのかと思うエリアだったんですが、今日の御所の出来見てると取り返せる気がしないのもわかります。
取られても絶対すぐ取り返すのが東福岡。
大型フォワードと快速バックス入り混じったアタックでまた外で決めました。
難易度高いゴールも決めて24-20の4点差に迫ります。
更にその後はキックをうまく使って敵陣に入り、ラインアウトからキャプテン箸本が大きくゲインしてトライという本来の姿を完全に取り戻した感じ。
キックは外れて25-24でラスト5分。
その後御所はまたモールでチャンスを狙いますが、ペナルティを与えてしまい自陣に戻されます。
あっという間にラストワンプレーで御所は自陣から連続アタック。
フェイズを20重ねて敵陣までいきますが、ラストはノッコンで東福岡が蹴り出して試合終了。
最後は息すんの忘れるぐらい緊張感ある展開でした。
東福岡はここぞという時のディフェンスが素晴らしかったです。
東福岡25-24御所実業
東海大仰星-桐蔭学園
序盤は緊張感ある展開で、お互いにらしくないミスが続いたのですが動かしたのは桐蔭学園。
仰星が22m近くでペナルティを与えてしまし、ラインアウトからの連続攻撃、最後はエース斎藤の力と技でトライ。
続くリスタートキックから仰星はフォワードを中心にボールを運んでいき、PR谷口がゴリゴリゴールラインに迫り、その密集に人が集まったと見て余った外に振ってトライが生まれました。
ゴールも決まって7-7の同点。
その後のりスタートキックでは仰星がミスとペナルティを犯してしまい、スクラムからサイドアタックを繰り返してインゴールに飛び込みます。
桐蔭学園は接点で工夫していてかならずゲインするのでゴール前のディフェンスが強い仰星もトライを許してしまいました。
仰星は再三スピードのあるバックスリーでビッグゲインを繰り返しますがなかなか桐蔭はゴールラインを割らせません。
エリアは基本的に仰星が支配していたのですが結局前半は1トライになりました。
あっという間に30分がたち、ラストは桐蔭が自陣から20フェイズ繋いでゴール前まで行くもノッコン。
仰星は仰星でディフェンス見せます。
14-7の桐蔭リードで折り返し。
後半最初は仰星が敵陣に入り込んでエース根塚がトライ。
パワー系でもあるけどスピードの変化のさせ方も上手かったです。
続くリスタートキックからまた仰星バックスが快走して、そこに大量のフォローが走り込んできて繋いでトライ。
キックも成功して21-14と仰星が逆転。
その後も仰星はノリノリで、ディフェンスでもすんごいプレッシャーかけて敵陣に釘付け。
桐蔭が自陣からも回してくるってわかっててもなかなかあれできないもんですが見事なタックルの連続でした。
そうやって獲得したボールを確実に活かす仰星は、テンポよくて正確なパスも繋がる連続攻撃でフルバック河瀬が大外にトライ。
26-14とセーフティリードにします。
イケイケムードでも落ち着きは忘れない仰星はキックをうまく使ってまた敵陣に。
桐蔭もらしさは全然忘れてなくて、継続でハーフラインまで戻します。
何回か反則やミスでボールを仰星に渡すものの、繋いで繋いでトライまで持っていきました。
仰星も勝負所わかってるからタックルに集中していたわけですが、そんな中決めるあたりやっぱりどっちも強い。
残り2分で26-21という緊張感あるスコア。
ラストワンプレーもちろん桐蔭が自陣から連続攻撃。
仰星はうまく外を閉じてフォワード戦に集中させます。
そんで外に回した時もプレッシャーをかけて桐蔭痛恨のミス。
ペナルティをもらって仰星はPG選択、それを決めて29-21で試合終了。
あのミスしない桐蔭を追い込んだディフェンスの勝利な気がします。
東海大仰星29-21桐蔭学園
というわけで決勝は仰星と東福岡。
疲れもやばいと思いますが確実に燃える試合になるでしょうね。